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 人物紹介


*超常現象解明局*

藤原 吉綱(フジワラ ヨシツナ)
多分主人公。温厚な人柄で人望も厚い。藤原家次男で出世街道に全く興味がない。超常現象解明局の設立者。優しい笑顔で女性からの人気が高い。洋装が多い。動物好き。矜羯羅童子の転生。身長180cm。二十歳。

セイ
超常現象解明局に勤める(多分)吉綱の右腕。制多迦童子の転生(仮の姿)。不遜な物言いで、吉綱に反発する面が多いがそれなりに仲はいい模様。基本は和服で袴着用。武道をたしなむ。身長155cm。二十歳。

梓(アズサ)
吉綱の式神。白狐。化けることと狐火が得意。万年筆に化けて常に吉綱のそばにいる。人間にも化けられることが分かった。



*不動八大童子*

慧光童子(エコウドウジ)
第一番目の菩提心の得。笑い上戸。茶より少し薄い色の髪を耳にかからないように短い長さにしている。瞳は黄色と橙の中間。黄褐色。長い布を巻いて腕を出している一番仏像らしい格好。責任感のかけらもない。攻撃系で真言は日本語訳、印はしっかりと結ぶ呪術師。見た目の年齢二十歳。身長170cm。

慧喜童子(エキドウジ)
第二番目の不動の福徳。女性。無口で無表情。慧光と同じ色の髪を肩まで伸ばしている。瞳は藍に近い深い青色。慧光と同じような格好だが、ズボンの長さが膝丈。慧光が一緒のときはたいてい言いたい事を言われてしまうのでほとんど話せないのだそうだ。慧光の兄妹ではない。三叉戟を操る。見た目の年齢二十歳。身長170cm。

阿耨達童子(アノクダツドウジ)
第三番目の知恵。人を小ばかにしたような態度を取る。髪は栗色でつむじ辺りで一つにまとめて布で覆っている。瞳は漆黒。簡単に青い布を肩と腕に巻いただけの格好。龍を操るが、名前は付けていないらしい。見た目の年齢十歳前後。年齢の事を言われるのは好きではない。身長140cm。

指徳童子(シトクドウジ)
第四番目の精進。どこまでもポジティブなおっさん。その身を甲冑でかためているため、兜で髪は見えない。瞳は薄い黄緑色。三叉戈を操り近距離、直接攻撃系の中では制多迦の次に強い。阿耨達と組んでいるが、どちらも個人行動好きなので相方と呼べるかどうか…。見た目の年齢三十代半ば。身長185cm。

烏倶婆哦童子(ウクバガドウジ)
第五番目の菩提心行。本来は男だが、吉綱が男だからという理由だけで女装を始めた変わり者。矜羯羅第一。亜麻色の髪に翠の瞳。男でも女でも肩から先のない服(ノースリーブ)を着ている。両の二の腕に巻いている紐は矜羯羅に結んでもらったといううわさ。弓矢を使う。見た目の年齢十八歳。身長165cm。

清浄比丘(ショウジョウビク)
第六番目の福徳行。八童子のまとめ役。濃茶の瞳と髪を持つ。神通力を解放すると瞳の色が青色に変わる。長い袈裟のような物を着ている。微笑みながらキレたりするのでほかの童子から恐れられている。捕縛系の呪術を使う。見た目の年齢二十歳半ば。身長175cm。

矜羯羅童子(コンガラドウジ)
第七番目の慈悲。女性。呪術を使うが、式使いとしてのほうが有名。長い黒髪、赤茶色の瞳に日本的な服装。ほんわかとしている天然系。あまりのボケっぷりに周りにあきれられる一面も。見た目の年齢二十歳。身長160cm。

制多迦童子(セイタカドウジ)
第八番目の方便。童子の中でも武闘派。呪術はあまり得意ではない。肩から腰にかけて赤い布をかけているだけととても楽な格好。目つきは悪いが面倒見はいい。意外と慕われている…のかもしれない。見た目の年齢二十歳。身長190cm強。



*仇をなす者たち*

暁(アカツキ)
吉綱と同じくらいの身長の鬼。肩ぐらいの長さのざんばらな黒髪。刀を使う。見た目は二十歳そこそこ。

思夜(シヤ)
長い黒髪を持つ女の鬼。式神を操る。暁より少し若い。

東雲(シノノメ)
月卿の別称を持つ鬼。身長は175cmぐらいか。年齢は二十五才になるぐらい。ありとあらゆる技を使う。

金鏡(キンキョウ)
仇をなす者たちの頭。思夜が言うところのあのお方。年齢、性別、瞳の色や髪の色などほとんどが謎。